恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「うるせぇな。オレからしたら久しぶりなんだよ。

あんな毎日一緒にいたのになー。昨日はひとりで寂しかったわ」

「アハハ、潤くん面白い……」

笑っちゃう。

けど、レナは面白くないみたい。

「なによー! さやには彼氏がいるんだから、諦めなさいよ?」

「わかってるっつの。当麻さんがいる間は見守る愛だぜ」

「うわ~、寒っ。一生見守ってなさいよ。

私とならすぐにでも……」

「いらねーっつの。うるさいオンナはヤなの!」

潤くんは笑いながらレナの頭を小突いてる。

そうされながらも、レナはなんだか嬉しそう。

……このふたりは、時間の問題かな?

ケンカするほど、仲いいって言うからね。




「さやも笑ってないでなんとか言って?」

レナが私にしがみついてくる。

「今度ふたりでウチおいでよ。当麻くん呼んで、

修学旅行のときみたく4人で楽しも?」

「それイイ~! なんなら、彩菜と横田くんも呼ぶ?

なんか楽しくなってきたっ」

レナはさっそく、教室の端にいる彩菜の所まで駆けよって行った。


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