恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「勘弁してくれよ~。さやってイジワルだよな。オレの気持ち知ってるくせに」

潤くんが拗ねた目で私を見てくる。

「んー、だけど潤くんとレナって、なんか合う気がするんだよね?」

「そおか? ま、レナからかうの楽しいけどな。

……それよりさ、当麻さん家戻ったって……マジ?」

潤くんが小声で私に聞いてくる。

「えっ!? なんで知ってるの? っていうか……ウチに住んでるの知ってたの?」

「おー。仲間内では、とうとうオンナの家に転がりこんだって、噂んなってるぜ?」

うわ……

そうだったんだ。

お兄ちゃんに、『学校にバレないように』

って言われてたけど、

当麻くんの仲間が、なにかの弾みでしゃべっちゃったら……終わりだよ。

もしかしてそれが学校にバレて、

先生から当麻くんの親に連絡が入ったとか!?

一瞬のうちに、色んなコトを考えてしまう。

だけど、

当麻くんがお父さんに呼ばれたホントの理由は、

そうじゃなかったんだ……。


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