恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「…………」

「まだなんかあるか?」

そのまま立ち去ろうとする当麻くんを見つめてしまう。

「当麻くん。……忘れモノは?」

私の言葉に、当麻くんがニヤリと笑う。

「そーでした」

そして、もう一度私を引き寄せて、ほっぺに軽くキス。




……ほっぺ?

ちょっと残念に思っちゃう私は、贅沢なのかな。

「そんな不満そーな顔すんなって。なに、ココで押し倒されたい?」

「ちっ……違うよ。そんなわけナイでしょ!?」

「悠馬待たせてるし……キスしたら止まんなくなるしな。

今はこのぐらいでやめとくわ」

名残惜しいけど、当麻くんがキス始めたら確かに止まらなくなっちゃうかも。



「……それと、マジでクリスマス楽しみにしとけよ?

忘れられない夜にしてやるから」

当麻くんはそのあと、悠馬くんの所へと行ってしまった。




……どうしよう。

そんな言い方されたら、クリスマスが

今から楽しみでしょうがないんだけど……。




< 261 / 471 >

この作品をシェア

pagetop