恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
当麻くんがウチから離れて、約1ヶ月が経った。

ルイも一緒に連れて帰り、同じ時期に悠馬くんも自分のウチに戻ってくれた。

なんだか急に、ウチの中が寂しくなった。




12月に入り、季節は冬。

まだそんなに寒くはないから、学校に行くときは、マフラーを巻く程度。

当麻くんは、学校を休みがちで……

最近あんまり会えてないんだよね。

電話もメールも、こっちからしないと、当麻くんからはナイ感じ。

寂しいって思うけど……

クリスマスの約束があるから、頑張れる。




「ねぇ、さや~。いつになったら家に呼んでくれるの?」

昼休み、レナが私の席の前に座って、頬をふくらませる。

レナと潤くんは、相変わらずケンカ友達のまま。

潤くんはいつも通りなんだけど、レナは潤くんが気になって仕方ないみたい……。



「ゴメン、呼びたいんだけど。当麻くんが忙しそうだから……」

12月に入って、当麻くんと過ごしたのは、数えるほど。

休みの日は忙しいみたいで、ほとんど会ってない。

「そーなの? じゃあさ、私にいい考えがあるんだよね」



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