恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「……そんなの、行ってくれるわけないじゃん。

だって私、イヤがられてるし?」

「そんなコトないってば!」

「見てたらわかるよ。でも、好きになっちゃったから、諦めないんだ。

ふたりきりじゃなくても、せめてクリスマスは一緒に過ごしたかったな」

……そう言われると弱いなぁ。

レナに協力してあげたいよ。

だけど、当麻くんとのクリスマス……。




迷ってると、レナが思い出したように顔を上げた。

「さやって、最近彼氏と一緒にいないよね。……ケンカでもしてるとか?」

「ううん、そうじゃないよ」

「修学旅行行く前までは、昼休みも過ごしてたし、放課後迎えに来てくれてたよね?」

「まあね」

当麻くんがウチを出て行ってから、それはプツリと途切れてしまった。

たまに週末に会って、デートするぐらい。




「メールや電話はちゃんとある?」

「えっ……と、あんまりナイかな」

そんなにマメじゃないからね……。


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