恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
悠馬くんブツクサ言いながらも、大人しくデジカメを構えてる。

そして、私たちの写真を何枚か撮ってくれた。

「悠馬も入る?」

って、レナがニヤニヤして気をきかせたけど、

「冗談じゃねぇ」

って言って、悠馬くんは渋い顔をしていた。




ヒロキさんの車でカラオケまで送ってもらえるコトになった。

そこで悠馬くんとはお別れ。

ま、別にもう会いたくもナイけどね?




ヒロキさんの車の後部座席に、彩菜とレナ。

助手席に、私が乗った。

レナと彩菜は興奮しっぱなしで、ふたりで盛り上がってる。

そんなふたりをバックミラーで確認しつつ、ヒロキさんが苦笑する。




「……レナ、好きなヤツに会うんだってな。

さやちゃんのおかげだって、喜んでたよ」

「そんな、私はなにも……」

実際、潤くんを誘ったのはレナだしね。

潤くんも、照れてるだけで実は嬉しいのかも。

「あ……ところでさ。さやちゃんの彼氏って……当麻?」


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