恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
待ち合わせしていたカラオケ店に到着し、ロビーに向かう。

潤くん、横田くんはすっかり仲良くなってて、ふたりで楽しそうに会話してる。

月ちゃんと鶴くんは、そのとなりでしゃべっていた。

私たち3人がロビーに入っても、気付いてないみたい。




レナが「アイツら気付いてナイよ?」って面白がって、潤くんに近付いて行く。

「あのー、すみません。一緒に歌いませんか?」

「えっ、オレ!? ……どーする、横田。美人に誘われてっけど」

ププッ、レナって気付いてないみたい。

潤くんすっかり騙されてる。



でも横田くんは、彩菜を見て気付いたみたい。

……だよね。いくらメイクして服装違うからって、彼女を間違えたりしないよね?




「バ~カ、私だよっ。ホント潤って調子いーんだから!」

レナが潤くんの頭をバシッとたたく。

「うわ、まさか……レナ!? マジかーっ!! つーか、うわっ、彩菜にさや? 別人だな」

「驚きすぎ……」

潤くんのあまりのテンションに、さすがのレナも引きぎみ。


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