恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
カラオケは大盛り上がり。

普段大人しめの彩菜だけど、意外にもアイドルの歌と躍りを全部マスターしていて、

みんなで『彩菜~っ!!』コールをしていた。

歌うと変わるひとっているけど、まさにそう。

彩菜と横田くんもいい感じ、

鶴くんと月ちゃんもいい感じ。

レナと潤くんも……

今日は寄り添って一緒に曲を選んだり、フードを食べさせあったりしてる。

うわ、みんなイイナ。




なんだか自分だけひとりぼっちな気分になってくる。

ココに当麻くんがいればな……。

時計を見たら、まだ20時。

待ち合わせの22時までまだかぁ。




部屋を出て、トイレへ。

ロビーの前を通ると、見たコトのある人物が、ソファでうたた寝していた。

羽付きフードが付いたダウンを羽織り、下はダメージジーンズ。

腕組みして、少し出た素肌から覗くブレスレット。





……えっ!?

な……なんで?

ココにいるわけナイのに。

でも、間違えるはずなんてナイ。



< 279 / 471 >

この作品をシェア

pagetop