恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
そっと開くと……

その中には、キラキラ光る石のついた、指輪が入っていた。

「なに、コレ!?」

「なにって……プレゼント?」

当麻くんは、なんだか照れくさそうに鼻をかいて、私から目線を外した。




「……オレ、愛情表現足りねぇみたいだし?

この指輪に、永遠の愛を誓うってどーよ」

「永遠……?」

「そ。今日ちょうどクリスマスだし」




ドキドキする私の前で、当麻くんはガラスケースから指輪を抜き取ると、

今にも震えそうな、私の左の薬指に……

ゆっくりと、指輪をはめていく。

「絹川当麻は、皆川さやを……永遠に愛する事を誓います」

「当麻くん……」

ヤダ……嬉しい……。

修学旅行の帰りにもらったストラップも嬉しかったけど、

やっぱり指輪は特別。

どうしよう、感激しすぎて涙が止まらない。




「泣くなって。寂しくさせて悪かったな。

普段からマメに連絡とかできれば、さやも不安にならねぇんだろうけど」

「違うのっ。嬉しくって、涙が……。

フフッ……今のって、結婚式みたいだね」


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