恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「口移しっ? 喉に詰まりそう」

「……ガタガタうるせぇな」


うわ。余計な事言って、怒らせちゃった!?

キャンディならいいけど、ケーキはちょっとね。

戸惑ってる間に、当麻くんはテーブルの上に置いてあったグラスの中のドリンクを飲み干した。



……ケーキを流しこんだのかな?

そう思っていたら、当麻くんが私を手招きする。

近くまで行くと、またスッポリと腕の中に包まれる。

そして……

甘い笑みを見せて、

私に少し覆い被さる形で、唇を重ねてきた。

……んっ。

えっ……なにっ!?




当麻くんの口から、冷たい液体が流れこんでくる。

さっきのドリンク!?

口移しで流し込まれた事にもドッキリだけど、

なんだろコレ。

……ちょっと不思議な味。




……あれっ。

なんだか、体が熱くなってきちゃった……。




当麻くんは嬉しそうな顔をして、唇をそっと離す。

「ウマかった?」

「え……なに、コレ。胸がドキドキする……」



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