恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「当麻~っ! 勝手に上がんな。もう今はウチに住んでねぇから、他人だろーが」

「もぅっ、お兄ちゃん!?

当麻くんは一時的に自宅に帰ってるだけなんだから。

落ちついたら、またウチに住むんだよ?」

「そ~っスよ。なんなら皆川家に、養子にもらってもらってもいいっスけど」

当麻くんは冗談で言ってるのに、お兄ちゃん、本気で応戦してる。




「上等だぁっ! 長男のオレを差し置いて、養子なんぞ抜かすな~っ!!」

あ~あ。

おせちの恨みが便乗してか、やたらムキになってるし……。




「きゃ~っ、当麻くんいらっしゃい!」

そこへお母さん登場。

もう……、お母さんったら

“当麻くん大好き!”なんだから。

さっそく腕を組んで、リビングまで連れて行ってる。

「明けましておめでと~ございます。今年もよろしくお願いします」

当麻くんもニコニコ笑いながら、お母さんに挨拶してる。




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