恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「だ……誰?」

「あとでのお楽しみ~。さ、神社行こーぜ。お詣り、お詣り!

今年こそ、流星さんから逃れて色々できますよーに!!」

当麻くん、神社に着く前からお願いしてるし……。

しかも、お楽しみって。

悠馬くんだったら……ショック。




近くの神社に到着すると、たくさんのひとで賑わっていた。

お兄ちゃんはお賽銭がないからって、小銭を崩しに屋台へと走っていった。

戻って来たときには、小銭を崩すためだけとは思えないほどの食べ物を持って……。

「流星さん、面白いな。ガキみてぇ……」

当麻くん、フランクフルトをがっついてるお兄ちゃんを見て苦笑してる。




「いつもあーだよ。お祭り事大好きだし。屋台も好きなんだよねー」

「にしてもさ……。帰りに食うだろ、フツー。いいのかね~、あんなんで」

「あんなんで、って?」

「ん? 見てみ。あそこにいるひと」

えっ?




当麻くんに言われ、お守り売り場付近を見た。

そしたら、柱に寄っかかって佇む美しいひとが!!

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