恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「当麻くんの友達? もしかして……1年生?」

私がそう言うと、得意気な笑みを見せる。

「そーです。当麻先輩の一番弟子……かな?」



「一番って……聞いたコトないんだけど?」

「そりゃずっと、学校で話しかけんなって言われてたし?」

「え、どうして?」

「オレが近付くと、ロクなコトがねぇらしい」

そう言って男の子は、ニヒヒと笑っている。



「じゃあ、今日は?」

「今日は、緊急らしーんで。

それに、オレが髪染めてきたんでちょっとは見直してくれたらしーです」

男の子は前髪を指でいじりながら、ハニかんでいた。

……当麻くんのコト話す時、かわいく見えてきたのはなぜなんだろ。

さっきはちょっと危ない雰囲気だったのに、

今は人懐っこい表情を見せてくる。


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