恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
2月14日。

今日はバレンタインでもあり、お爺さんの喫茶店で、お店のお別れ会をする日でもある。

もう30年以上も前からやってるっていうから、

長年の常連さんもたくさん来るらしいんだ。




私と月ちゃんと鶴くんは、朝から香純さんのお手伝い。

お掃除したり、料理を作ったりと大忙し!

当麻くんとお兄ちゃんと悠馬くんは、半分遊びながらお店の飾りつけをしていた。




「もうボチボチひとが来る頃だな。オレらもいったん休憩しよーぜ!」

当麻くんがカウンター前の席に腰かける。

今日は私がカウンターの中にいるから、いつもと逆でなんだかヘンな感じ。

「なに飲もっかなー。ウイスキー、ロックで!」

当麻くん、ニヤつきながらそんなことを言ってくる。

「未成年に出すお酒はありませんから!」

冷たく断ると、お兄ちゃんが横から入ってきた。

「オレ、焼酎水割り」

「お兄ちゃんも未成年だから!」

「ははっ、ノっただけだし。 あ~あ、ココがバーになるの夢見てたのになぁ」

「バー!?」


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