恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「さやさん、オレにもなんか飲むモンちょーだい」

悠馬くんが手を差しだしてくるから、

さっき当麻くんに渡したヤツを、そのまま手渡そうとすると……。



悠馬くんはさっき当麻くんがやったみたいに、私の手に自分の手を重ねてきた。

えぇっ!?

「ちょっと、なんのつもり!?」

「反応ちげーじゃん。さっきはオンナの顔になってたくせに」

「そっ、そんな顔してナイし!」

「してたねー。四六時中イチャつくの、やめてくれます?」

「さっきのどこがイチャついてるのよ」

「全体的に。あームカつく」

そう言い残し、悠馬くんも2階へとあがって行った。




なにアレ!

ムカつくのは、コッチなんだけど!?

最近悠馬くん反抗してこないと思ってたのに、やっぱり改心してなかったんだ。

ホント、生意気なんだから。

「もぅ、お兄ちゃん。今の聞いてた!?」

お兄ちゃんなら、わかってくれるよね!

「ん? あぁ……オレもイチャつきてぇな。香純さん、オトコいんのかな……」

話になんない……。

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