恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
っていうか、お兄ちゃん!

香純さんに彼氏がいるかどうか、まだ確認してナイんだ!?

これじゃ、先が思いやられるなぁ……。





しばらくすると、ひとが少しずつ集まってくる。

お爺さんの友人はもちろんのこと、私や当麻くんの友達も来たりして、

喫茶店の中は、今までにないぐらい賑わっていた。




最近会ったお爺さんは、なんだかやつれて元気がなかったけど、

たくさんのひとに囲まれて、今日は以前のような元気や、笑顔を取り戻していた。



そんなお爺さんを眺めながら、私と当麻くんは、

お店のフロアにある一番端のテーブル席に座って、まったりとしていた。

「お爺さん、楽しそうだね」

「あぁ。やっぱ今日やってよかった」

「フフッ。当麻くんも、嬉しそう」

元気が出たお爺さんを見つめる当麻くんは、すごく幸せそうな顔してる。

「……そーか?」

「うん」

「ならきっと、さやのおかげ」

当麻くんはそっと私の手をとり、口もとへ持っていく。



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