恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
……って、イチャついてるね!

当麻くんは甘い表情を見せて、私の手にキスしようとしてくる。

「くんないと、ココで……」

「うわ、あげるっ! あげるから」

「だろ? 逆らうなっつの」

当麻くんは、グッと私を引きよせて立ちあがった。

そのまま、2階に上がる階段へと私を連れていく。



……手にキスぐらいの方がマシだった?って思うぐらいに抱きよせられ、

フロアを通る間、色んなひとに冷やかされた。




「ちょっとだけ、2階にあがろーぜ」

「……チョコ渡すだけだよ?」

「わ~ってますって」

ニヤニヤしてるけど……ホントにそれですむのかな?

ドキドキしながら、ふたりで2階へ向かう。




「カバン取ってくるね」

「おぅ。その前に……ちょっとコッチでまったりしねぇ?」

ホラ、やっぱり……。

当麻くんは私を部屋に入れると、ソファに座り優しく肩を抱いてくる。



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