恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
私がとなりのクラスを覗くと、中にいる当麻くんに……

女子が、抱きついていた。

うしろ姿しか見えないんだけど、

腰まである真っ直ぐでサラサラの黒髪に、

細くて長い、白い手足。

スタイルいい!



って、感心してる場合じゃなく。

ちょ……

ちょっと! なに、アレッ!!

しかも、『当麻さま』って……。



呆然とする私の前で、当麻くんは女のコの腕を振り払ってる。

「ウザ……」

デレデレされたらどうしようかと思ったけど、当麻くんに限ってそれはナイみたい。

よかった……。

「ウザいかなー。せっかく会いに来たのに。

あ、照れてるんだ!?」

女のコは、当麻くんのつれない態度に、全くめげてない。

「は? メーワクつってんの。テメェ、頭悪いだろ」

うわ、言っちゃった!!

女のコはかわいそうだけど、当麻くんがハッキリ言ってくれて、安心した。



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