恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「頭? 悪くナイよ。トップで合格したんだよ。ねぇ、知らなかった?」

「知るかよ……つーか、頭悪いってのはな、勉強できるとかそーいう……

あぁ、もぉいいわ。頭いてぇ」

当麻くん、途中で話を中断してるし……。



「頭痛いんだ。……看病してあげよっか!」

「余計悪くなるっつの」

「冷えピタ持ってるよ」

「いや、だからな。そーじゃなくて……」

当麻くん、困ってるというか、しまいに怒りださないかちょっと心配。




……一体、なんなんだろう。

あのコ。

しかも、トップで合格ってことは1年生?

カバンを肩にかつぎ、当麻くんが入口の方へと歩いてくる。

そこでやっと、当麻くんが私の存在に気付いてくれた。




そして、当麻くんのうしろからくっついて来ていた女のコの顔も、確認することができた。

「……えっ!?」


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