恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
当麻くんは相変わらず、キララちゃんをムシしたまま、友達としゃべってる。

まぁね。

キララちゃんがなにしたって、私がヤキモチやく必要なんてナイんだよね。

当麻くんが相手にしてないんだから……。




結局、5人で帰ることに。

みんなで仲良く……ってわけにはいかない。

「当麻のウチってどこ? 送って行ってあげる」

「ウチはー……」

当麻くんがチラッと私の方を見る。

同居は学校に秘密だからね。

月ちゃんや鶴くんは知ってるけど、

キララちゃんにバレるのは、かなり危険だと思うから、隠した方がいいのかも。

「あっ……あのね、当麻くん今からバイトなんだよね」

とりあえずの、ウソ。

当麻くんも、合わせてくれた。

「忘れてた。そーだった。今から行ってくるわ……つーことで、抜けるわ」

「えーっ、なんのバイト? キララも同じ所でバイトしようかな」

えぇっ。

「バイクショップだぜ? 手なんてオイルでベタベタ。重いモン担いだり、できる?」

「でっ……できるよ」

キララちゃんは、躊躇してたけど、そう言いきってる。


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