恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「つーか、当麻先輩どこだよ。自分のオトコの行き先ぐらい、把握しとけよな?」

「そ……そうだった。当麻くん……」

辺りを見回すと、校庭ではしゃぐ声が聞こえてくる。




「あーっ、いた!!」

当麻くん、なにやら他の生徒とボール蹴って遊んでるし。

「うわ、楽しそ。オレもまぜてもらお」

えぇっ!?

悠馬くん、かついでいたスポーツバッグをその辺に放り投げて校庭へと走っていく。





ちょっとー……。

仕方なく、悠馬くんのバッグを拾いあげた。

……どうやったらこんなにつぶれるわけ?

っていうぐらい、ペタンコな悠馬くんのバッグ。

中になんにも入ってなさそー。

軽いし。

てか、それならバッグいらないよね。




バッグについた砂を払ってると、外ポッケから、なにかが落ちた。

……あっ、しまった。

落としちゃった……。




コレ、鍵だ。




……ていうか。

コレ、結局つけてるんだ?


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