恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
当麻くんと悠馬くんと、3人でウチに帰る途中……

なぜか、バッタリ会ってしまった。

そう……

キララちゃんに。





コンビニのガラス越しに、立ち読みしてる姿が見えた。

真ん前を通らないと帰れないんだよね。

……どーする?

クイクイと、当麻くんの袖を引っ張った。

「……んあ?」

「当麻くん。アレ見て。キララちゃんだよね」

「うわっ、なんでいんだよ。やべぇな。見つかったら、またうるせーな」

私と当麻くんがコソコソ話してるのを見て、悠馬くんが面白くなさそうな顔をする。




「なにしゃべってんすかぁ? オレもまぜて」

「オイ、悠馬。……走って帰るぞ?」

「……はい?」

当麻くんの言葉が理解できず、キョトンとしてる。




「さやは……逃げ遅れたら、うまく言い訳しろよな。じゃ!

っと。悠馬っ、引っ張んな!」

ダッシュしようとした当麻くんの制服を、悠馬くんがガッチリとつかむ。



「当麻先輩。オレ、アイス食いたい。コンビニ……」

悠馬くん、切なそうな表情でコンビニを指さしてる。

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