恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
チラッと当麻くんを見ると、ウチのグループのことなんて全く気にしてない。

地面にヤンキー座りして、他の団員がグループの生徒を整列させるのを、黙って見ていた。




当麻くん、ハマり役だよね。

団長は旗を持って先頭きって応援するんだけど、

あれで学ラン着たら……

迫力ありすぎ?




そのうち練習が始まった。

私たちのグループは、表が黒、裏が黄色の色つきボードを持って、

団長の合図に合わせてボードを回して人文字を作るんだ。

審査員は、先生や父兄。

100m走や借り物競争のように、応援合戦っていう競技がラストにある。




相変わらず当麻くんのグループは、団員がよく動いていて、当麻くんは座って指示してるだけ。

あ~あ、大丈夫かな。

そのうち、となりのグループもダラけてきたみたいで、ザワザワし始めた。




……そしたら。


< 376 / 471 >

この作品をシェア

pagetop