恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「当麻様~っ」

うわぁ、きた!

キララちゃんかと思い振りかえると、5~6人のウチの学校の生徒がこっちに向かってきていた。

当麻くんは鬱陶しそうな顔をして、ため息をつく。

「……アイツら、なんなんだぁ?」

「あれって、当麻くんのグループの団員さんだよね」

今日何度も、となりのクラスの団員さんをチラチラ見てたから、すっかり顔を覚えちゃった。




当麻くんは諦めたように、その場に立ち止まった。

「ヤベ、そーいやあとで反省会するんだっけな」

「そーなんだ。じゃあ帰っとくね」

「おぅ……」

当麻くんが言いかけたとき、団員さんたちの中から、キララちゃんが顔を覗かせた。

あっ、やっぱりいたんだ!?

『当麻様』なんて言うから、ヘンだと思ったんだよねぇ。




「当麻様、私も反省会参加するね!」

「キララは違うグループだろ。なんでいんの?」

「友達が体育委員だから。ねっ、まぁちゃん!」

キララちゃんは、1年の女子の団員さんに同意を求めてる。


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