恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「さや、悪い……多分、つけられてた。キララ意外と足はぇーな」

「あーっ。さやさん、先にお弁当食べてる! 当麻様を待たないんだ」

キララちゃんは私のお弁当を指差す。

「うん。遅いから先に食べてた」

「ヒドイ! 当麻様、私なら当麻様が来るまで、ずっと待ってるから。

ねぇ、今日はそぼろのお弁当なの。見て、見て!」

キララちゃんはその場でお弁当を広げると、

ハートマークになったそぼろ弁当を、見せてくれた。




うわ~、ハートだ……。

「キララ、作らなくていいつったろ? 毎日ムダになってんじゃん」

「じゃあ、食べて?」

キララちゃんはお箸を持って当麻くんに迫ってる。

「だーっ!! いらねぇつってんだろが。学食行ってくるな」





当麻くん、ちょっとイラだった様子でキララちゃんを振りきる。

「じゃあキララも学食行く!」

「ついてくんなって」

キララちゃんはお弁当を置いて、当麻くんをまた追いかけようとしていた。


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