恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「任せといてよ! 今はまだレパートリー少ないけど、それまでにお母さんに教えてもらうんだから」

「楽しみにしてまーす」

悠馬くんとこんな風に話せるとは思ってなかったな。

普通に話せば、すごくイイコなんだね。




悠馬くんとウチに帰ると、ソファーで当麻くんがグッタリとしていた。

「どうしたの?」

「気持ちわりぃ……」

「えぇっ!? 風邪かな」

「アレだ、アレ。昼のそぼろ弁当……」

そう言えば、当麻くん。無言で食べてたっけ。

「そぼろ弁当? オレそんな渋い弁当作ってないっす」

悠馬くんが首を傾げる。




「悠馬のは、事情があって今日は食えなくって。

キララの作ったそぼろ、激甘だったっつの」

「激甘っ!?」

「砂糖どんだけ? 菓子かっつーぐらい甘くてな、おかずも全部甘いし、吐きそーだった……」

当麻くん、甘いのダメだもんねぇ。

「けど、全部食べてたね」

「せっかく作ってくれたしな」

そうだったんだ。……優しいな、当麻くん。


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