恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
もしかして、悠馬くんがなにかしたんじゃナイの?って思うんだけど、


悠馬くんは、『知らね』って言って通してる。


なんだか怪し~んだけどな……。


「どした?」


当麻くんは並べたイスの上に寝転がって、ふあぁと欠伸をしてる。


「キララちゃん、最近来ないね」


「お~。やっと解放された」


「ちょっと極端じゃない? あれだけベッタリだったのに」


「そおか? あ、ライバルいなくなってつまんね?」


「そんなんじゃないってば~」


まぁ……正直、拍子抜けって感じではあるんだけど。


「物足りねー顔してんじゃん」


「なわけないでしょ。やっと当麻くんを、ひとりじめできるなぁって思って」


思いきってそう言うと、当麻くんは嬉しそうな顔して飛びおきて、私の目の前の席に座る。


「かわいーこと言ってくれんじゃん。ま、キララがいてもさやのモンだったけどな?」


そして、優しく微笑んで髪に指を絡ませる。


……ドキドキする。


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