恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
放課後。

空き教室にキララちゃんを呼びだした。

立会人?は、私と悠馬くん。

さっきの電話は悠馬くんにだったみたい。

『絶対来いよ!』って念押ししてたけど、この場にいないとマズイ理由でもあるのかな……?




「当麻様から呼んでくれるなんて、嬉しいな」

空き教室に入るなり、ポッと頬を染めるキララちゃん。

いつもの強引な感じは、全くナイ。

そうだよねぇ~。

憧れのひとにキスされたかもって思ったら、ドキドキしちゃうよね。

しかも、いつも当麻くんに冷たくされてたし……。




「そこ座れ? あのな……今から言うことは、マジだから」

キララちゃんをイスに座らせたあと、当麻くんは近くの机に腰掛けた。

「はい……」

「リレーんとき、オレを転した落とし前……つけさせてもらおーか」

えっ?

保健室の話をするんだと思ってた私の頭は真っ白。

どうなってるの!?




もちろんキララちゃんも、キョトンとしてる。

「当麻様? なに言って……」

「オンナだからって、容赦しねぇから。腕、1本折らせてくれる?」

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