恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
ひぇっ! 当麻くん、なに言っちゃってんの!?

しかも顔、めっちゃ怖いんですけど~っ!!

「あははっ……当麻様、冗談だよね!?」

「マジだつってんだろ。耳ついてんのか、コラ」

いつも冷たいって言っても、ここまで怖い表情をすることなんてなくって……。

見ている私も、なんだか自分が責められてるみたいな気分になってくる。

一体どうしちゃったの? 当麻くん。




当麻くんはひと呼吸置くと、さらに眉間に皺を寄せる。

「あのな、よく聞けよ? お前のせいで、みんなに迷惑かけたんだって。オレら3年からしたら、最後の体育祭だったんだぜ」

……もしかして、自分のクラスのみんなってこと?

キララちゃんは黙って当麻くんを見上げている。

「ウチのグループの団員ってさ、ヤンキーばっか集まってたけどな。

『くだらね~行事』とか言いつつ、みんな一生懸命頑張ってた。オレだって結構楽しみにしてたしな」

当麻くん……。



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