恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「さっさと腕貸せって」

当麻くんは少し強引に、キララちゃんの腕を引っ張る。

「ごめんなさい! もうしませんっ、ごめんなさい。だから離してぇっ……」

「ダメだ」

まさか当麻くん、ホントに折る気!?

え、違うよね!?

キララちゃんを助けるかどうか迷ってると、悠馬くんが当麻くんたちにそっと近寄って行くのが見えた。




「もう……やめません?」

うわ、どうしちゃったんだろ。まさか悠馬くんが行くとは思わなかった。

悠馬くんはキララちゃんの腕から、当麻くんの手を引き離す。

「悠馬はいつもジャマするよな~」

「今のはやりすぎっしょ。見てらんねぇわ」

当麻くん、なんだかニヤリとしたようだったんだけど……気のせい?




「おい、バカオンナ。立てる?」

悠馬くんはキララちゃんを立たせようと引っ張るんだけど、腰が抜けちゃったみたいで、


半泣きになって首を横に振っていた。



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