恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「それでもすごいよ。片田さんに、信用されてるんだね」

「まーな。けど、さやを置いてくのは、やっぱ辛いし断ろうかずっと悩んでてさ」

「ううん。頑張って! 私も大学に入ったら、生活のペースも変わるし、忙しくなるだろうから」




「だから……余計寂しー。ちゃんと電話すっし、構ってくれよな?」

当麻くんは甘えた声を出して、私にベタベタしてくる。

かわいいっ!!

「もちろんだよ。たまには会いに帰って来てね?」

「おー。もーすぐ車の免許も取るし、休みの日はできるだけこっちに戻るようにする」

「うん!」




できることなら……

ずっとずっと、高校生のままでいたい。

自由な時間を共有して、

毎日同じ時間を当麻くんと過ごしていたい。





けど、時間は流れていくから。

いつまでもこのままでいるわけにはいかないんだよね。




日々大人になっていく当麻くんに、過ぎていく時間に……

取り残されないように、

私も頑張らなくちゃ。




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