恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「だろ~、オレの妹は最高だぞ? 当麻と付き合ってんのだけは納得いかねぇけどな?」

なんて言ってるお兄ちゃんを見て、悠馬くんは相変わらずニコニコ。

「いや、オレは相性イイと思いますよ?

当麻先輩、さやんの為に頑張ってるし」



う~。この二重人格!

悠馬くんって……かなりの要注意人物だよね。



さっきまでのだんまり悠馬くんとはえらい違い。

喋る喋る……。

しかも私を持ち上げ、お兄ちゃんは上機嫌。

……世渡り上手だね。



呆れて自分の部屋に戻ろうとすると、

悠馬くんがうしろから引っ付いてきた。

「さやさん。オレ、手ぇケガしたんだけど……手当てしてくんないですか?」



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