恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「違うよっ」

「じゃ、当麻先輩はオレには本心見せてねーって言いたいんだ?」



うわ、怒らせちゃった?

悠馬くんは私を軽くニラみつけ、ジリジリと近寄ってくる。



「そ……そういう意味じゃないよ。

当麻くんは弱味をひとに見せないようにしてるからね。気付かないのが当然だと思う。

私は、ただ一緒にいて、それをなんとなく感じとってるだけ……」

「ふーん。なんか自分ばっかわかってる風で、面白くねぇな」



悠馬くん、口を尖らせ文句を言う。

……だって、ホントにそうなんだもん。



「とにかく……。部屋見せたし、とっとと帰ってくれる?」

「うわ、言いますねぇ。……でも、ヤ~ダね」

なにっ!?


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