恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
う……うわっ、当麻くん!

扉の向こうに当麻くんの姿が見えた。

なぜか焦る私に対し、悠馬くんの態度はやけに落ち着いたモノだった。

「当麻先輩、無事さやさんを送り届けました」

「おぅ、悪かったな」

「いえ。さやさん優しいんですよ、ウチにあがらないかって言ってくれて」

えぇっ?

いつ私がそんなコト言ったのよ……。勝手にあがりこんだくせに。



「そっか、さやが?」

当麻くんはチラッと私を見る。

「私じゃないよ。悠馬くんが……」

「……さやさんと結構話弾んじゃって。オレが悪いんです」



……ウソぉ。

ほとんど無言だったじゃなーいっ!

なんてウソつくの?

信じらんないっ。



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