恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「悠馬くん……?」

もしかして、なにか持病があるとか?

だから、当麻くんは悠馬くんに対して寛大なの!?

心配して悠馬くんの足もとにしゃがみこんだ時に、

当麻くんが洗面所へ駆けこんできた。



「当麻くん、悠馬くんが……」

「痛ぇっ……」

「おい、悠馬! どした」

「くうーっ。角っこで、足の小指打った! 痛ぇ!!」

……え。




「バカだよな~、なにやってんの? おい、さや。2階上がろーぜ」

うわ。また、悠馬くんにやられた……。

だよね、こんだけピンピンしてて病気とか、ありえないからっ!




悠馬くんは顔を上げず、足を押さえうずくまっていた。

けど、

当麻くんに腕を引かれ、私が洗面所を出る瞬間に顔を上げたその顔は……。




私をバカにしたように、舌を出して笑っていた。

うぅっ、悠馬くん

ホント苦手!!



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