恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
フフっ。

当麻くんの髪が顔に当たってくすぐったいよ。

「あ……ん、当麻くん」

「ヘンな声出すなって。悠馬が勘違いすんだろ?」

そう言いながらも、当麻くんは私の髪を指ですくい、

頬に軽くキスをしてくる。



ふたりでベッドに転がって、ひっついてるこの姿、

お兄ちゃんに見られたら、一貫の終わりだよ。

まぁ……

私の部屋に当麻くんが入ってる時点で、もうアウトなんだけど。




――ガチャ。

……えっ!?

部屋のドアが開く音がして、

当麻くんと私は、一瞬にして凍りついた。




まさか……

お兄ちゃん、家にいたのっ!?




恐る恐るドアの方を見ると……。



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