恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「恋愛ボケ」……って、

言い方はかなり気になるけど、

それだけ悠馬くんにとって、当麻くんは、大切

……ってコトか。


まぁもちろん、私の方が

当麻くんを想う気持ちは強いつもりだけどね?



「おい、なんかデカイ音したけど……大丈夫か?」

いつの間にか、当麻くんがダイニングに戻ってきていた。

そしたら、いつものように変わり身の早い悠馬くんは

当麻くんに、ちょっとおどけた表情を見せる。




「あぁ……オレってドジ! テーブルで膝打った」

そして今度はホントに痛そうな顔で、当麻くんの笑いを誘う。

「悠馬はよく体ぶつけるよな。……このウチのモン壊すなよ?」

「は~い」

かわいく返事なんかしちゃって……。

ったく、役者なんだから。


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