手のひらの温度
「暁人さん、なんて堅いね。呼び捨てでいいんだよ?ホラ呼んでみな?暁人って…」
そう言うと、絡ませた指にだんだん力を入れてきた
悪ふざけもいいとこだ
暁人さんが私をからかってる事はすぐ分かる
それにしても痛い
この人は加減を知らないのだろうか?
容赦がない…………
「…………っ……痛い、です」
耐えられなくなり、私は眉をしかめた
その表情を楽しむように覗きこむ暁人さん
この人、サドだ………