手のひらの温度



まぁなんとかスタジオまで
連れてきた


ベースの腕なんか期待してない僕は
さっさと適当に弾かせて
これからどう料理していこうか、ばかり考えてた




なのに









彼女が奏でる重低音は
僕の全てを掻き立てた


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