涙が愛しさに変わるまで
プロローグ
『うっさいなぁ!!どっか行ってよ!』
『うっせーのはお前だろーが。頭可笑しんじゃねーの?』
いつも会えば口喧嘩ばっかり。
そんなんだから素直になれないんだよ、自分。
だけど、頑張って告白した。
『俺、お前みたいなひねくれ者より素直な可愛い子の方が好きやし。』
10年前、幼稚園すみれ組の私、浪江 真依(ナミエ マイ)はあっさりフラれました。