涙が愛しさに変わるまで


「あ、愛子」



もう授業なんてサボる勢いで話すつもり。



朝、教室に入った途端から戦闘態勢の自分。




「話でしよ?私も話そうって思ってた」



立ち上がり、ついてこいというように教室から出て行く愛子。



チラッと修を見るとふっと笑う。



頑張るね。頑張る。



先に行く愛子の背中を追いかけた。








< 120 / 123 >

この作品をシェア

pagetop