涙が愛しさに変わるまで
2―好きなんだから…。
2―好きなんだから…。
「いらっしゃいませー!」
喉が痛くなるほど声を張り上げた。
週3に夕方5時から居酒屋でバイトをしている。
そして、修もここでバイトをしている。
「いらっしゃいませー!」
ドキッ。
修の声が店内に響く。
「失礼します。生ビールです。」
重たい生ビールを一気に4本を持ち、持って行く。
バイトって大変だと思う。
皿洗いがほとんどだから手は荒れるし、マニキュアは取れるしと女の子には最悪だ。