涙が愛しさに変わるまで
「名言やね。」
「やろ?俺がこんなかっこええことなんかあんま言わんから、よぉ覚えときや。」
そうにっこり笑った勇樹君。
自然にこっちも笑顔になる。
たくさんの女の子が勇樹君を好きになる理由が分かる。
見た目とは裏腹に心配性で、可愛い。
見た目からはドSオーラ満開やもんね。
ま、Sなんだけれども。
でも、私には駄目なんだ。
言葉足らずだけど、不器用だけど、そんな修が好き。
修じゃなきゃ、無理なんだ。