涙が愛しさに変わるまで
「あ、あかん!ウケるわ!」
「修!!笑うなや!」
勇樹君は笑いが止まらない修の頭を叩いた。
「修、可哀想だよ…。」
「あ?男として見てないんだってよ。」
「うるせぇ!!」
可哀想だよ、修…。
そんなとき、愛子がトイレから帰って来た。
「何笑ってんのよ?」
修の目は涙目になっていた。
お腹が痛いのかひーひー言ってるし。
「愛子のこと話してたんだぁ」
「はぁ!?」
「ハハハ!ドS女だなって話してたんだよ。」
涙目の修が愛子を見つめた。