涙が愛しさに変わるまで



「うち、浪江ほどSだとは思わないけど?」


「ん?お前?Sだよ、ドS!SMの女王様とかなんなよ?」


「んなっ!!ならへんわっ!」


「「いいなぁ…。」」



ぽつりと吐いた言葉が勇樹君と重なった。



勇樹君と目が合った。


その瞬間、勇樹君に笑われてしまった。



「え?なんでっ!?」


「いやー、真依ちゃん、ちょっと間抜けな顔しとったから!」


「そんなん常に真依は間抜けな顔しとるわよ。」


「あー、確かに間抜けな顔して飯食うわ。」




3人して酷いよ…。







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