涙が愛しさに変わるまで




信じてもらえないのかな。



周りにばらすって思われたのかな。



「大丈夫。愛子は真依ちゃんのことちゃんと信じてるから」




そう言いながら、勇樹君は私の頭を撫でる。




ありがとう。


なんだか心が軽くなった気がする。




「ちょっと」



横から声が飛んできた。



愛子が私達を睨んでた。



「あのね、こんなとこでイチャイチャしないでよ。恥ずかしい」



仁王立ちしてる愛子がため息をついた。






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