涙が愛しさに変わるまで
教室には達也がもう来てて、3人で頭を小さく下げながら席に着いた。
「あれ、真依。愛子はどうしたんだよ」
え… 愛子…?
愛子の席を見ると、誰も座っていなかった。
達也は眉間にしわを寄せている。
「分からへん…」
「は?サボりか、あいつ。ちょっと委員長。職員室の先生に探してって頼んできて」
委員長は素早く立ち、職員室へ向かった。
もしかして、愛子、すごく怒ってる…?
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