ちっぽけな幸せを君に
 「わざわざレンタカー借りなくても、かずきの車普通車なんだからそれでいいじゃん、構わないよね?」


 「ああ、別にそれは構わないけど……」


 「そっか、なら10時駅待ち合わせでいいか?」


 啓太のその言葉で話しは終わり、四人は出口へと向かって歩き出した。




 次の日の朝、駅まで車で10分ぐらいしかかからない俺は約束の1時間前に起きた。


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