ちっぽけな幸せを君に
「ほらー!かずきさん凄いドキドキしてる!」
「緊張してるだけだって!」
歌菜は少し考えるようなそぶりをしてから、俺の背中に手を回して呟いた。
「かずきさん、大好きだよ――誰にも取られたくない……」
その言葉は俺の心に波紋を作った、小さな小さな……
「俺のも大好――」
「歌菜?」
俺の言葉にどこか聞き覚えのある声が重なった。
「緊張してるだけだって!」
歌菜は少し考えるようなそぶりをしてから、俺の背中に手を回して呟いた。
「かずきさん、大好きだよ――誰にも取られたくない……」
その言葉は俺の心に波紋を作った、小さな小さな……
「俺のも大好――」
「歌菜?」
俺の言葉にどこか聞き覚えのある声が重なった。