ちっぽけな幸せを君に
 「……話はありがたいんですが――」


 「まあ、待ち。話聞いてからでも遅くないやろ」


 原田はそう言って立ち上がるといくつかの書類を持ってくると、俺に渡して説明し始めた。


 体制は自分を含む三人の幹部がいる事、仕事の請け負いは幹部が客の電話を請けてから従業員にふる事。


 従業員は50人いて、顔と名前は幹部しか知らない事。給料は歩合だとゆう事、住むところはこのマンションを格安で貸す事、セックスはタブーとゆう事。


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